2008/05/15
(2011年11月追記:改訂があったものについては内容を修正しました)
先日、2年ほど使い倒したフライパンのテフロンが剥がれてきたので、新しいフライパンを購入しました。
使い倒したフライパンも、新しく買ったフライパンも、どちらもダイヤアルミ社のテフロン加工シリーズ「ウィニープロHG フライパン26cm(テフロンプラチナプラス)です」。
テフロンのフライパンで、指名リピート買いは初めてのことです。というわけで、ウィニープロの使用レポートを書いてみます。
テフロン加工のコーティング種類で耐久ランクが変わる
テフロン加工というのは、デュポン社のフッ素樹脂加工の登録商標です。テフロン加工には種類(ランク)がありますので表にまとめてみます。
コーティングのブランド名 | 耐久性指数 |
---|---|
デュポンTMテフロン®: テフロン®コーティングの種類より | |
2010年8月より プラチナプラス ステンレス仕様に変更 |
600 |
プラチナプロ | 600 |
プラチナ | 500 |
セレクト プレミアム | 300 |
ベーシック | 200 |
セレクト | 100 |
という分類になってます。
(買ったときは、プラチナプロ ステンレス仕様が増えてることを知りませんでしたが。)
大手スーパー(イオンやヨーカドー、西友みたいな大きなスーパー)で安売りになるフライパンだと、たいていはセレクトやベーシックという下位の耐久性ランクのテフロン加工だったり、デュポン社のではないフッ素樹脂加工のものが多いです。
テフロン加工のものは、空焚きしたり、強火で使うとすぐにテフロンが剥がれてきて、ボロボロになります。そうなると、もう買い替えしかないんですが、耐久性指数が高いものは、テフロン加工が痛む(剥がれる)までの期間が長いと思います。
使ってみて分かったプラチナプロの耐久性
以前は、耐久性指数のことをよく知らなかったこともあり、全く気にしていなかったので、見た目や色とかでセレクトを選んでましたが、半年くらいでダメになってしまっていました。気泡ができて一部剥がれ始めると、そこからどんどん剥げていく感じです。「安いし、こんなもんかなー」という印象。
その後、耐久性指数の高いものがあると知って、近所の大手スーパーで取り扱っていたプラチナのフライパンを購入しました。こちらも1年くらいでテフロンが剥がれてきましたが、剥がれる大きさが広がり難い感じです。
プラチナで長持ち度が随分上がったので、「それならテフロン加工最高ランクのプラチナプロってどれくらい保つんだろう?」と思って試したのが、2年前に購入したウィニープロです。
やはり、プラチナプロになると、より耐久力が高くて長持ちで、より剥がれづらいと思います。
また、ウィニープロは金属ヘラも使用可です。私は、金属のおたまは使いますが、ヘラやフライ返しはナイロン製のものを使っています。
初めて使ったプラチナプロのウィニープロの使用具合といえば、テフロン加工には厳禁の空焚きをしてしまったり、強火で餃子をガンガン焼いたり(小麦粉まぶした餃子に水をかけてグラグラ煮て水分を飛ばしたり)していたのに、1年くらい経っても、コーティングが剥がれる気配はありませんでした。
さすがに扱いが酷かったので、1年半過ぎからは、プツプツとテフロンの内側に気泡ができて、ちょっとずつ剥がれてきましたが、剥がれる数が目立つようになったのは、最近のことです。
空焚きや強火で調理せず、もっと丁寧に使えば3年以上は余裕で使えそうです。
安いのに、見た目が格好いいウィニープロ
プラチナまでは、大手スーパーなどでも取り扱っていて、2~3,000円程度で売っていますが、プラチナプロになると近所に売っていないし、 見た目で選ぶと高いものもあるし……と単純に、「プラチナプロ」で選ぼうとすると、選択肢が少なくなります。
ウィニープロは、実売が3,000円前後とお手頃価格ですが、見た目はそこそこ格好いいと思います。(もうちょっと高そうに見えますし)
外側がアルミのヘアーライン仕上げでちょっと高級感があります。外側はコゲついたりしたら、たわしでゴシゴシ洗えます。(金たわしだと洗い傷がすごいので、気になるなら亀の子たわしの方が良いです。)取っ手は鏡面加工っぽくピカピカでこれまた格好良いです。
さすがに2年ほど使っていると、コゲ取りが面倒で随分使い込んだ感が出てきましたけど。
ただ、テフロンコーティングのランクが上がるにつれて、フライパンの重さも重いものが増える気がします。たぶんベースとなる素材がより頑丈な物になっているのでしょう。
ですから、女性が使う場合は、ちょっと重さが気になるかもしれません。1週間も使えば、重さに慣れて全く気にならなくなります。
ちなみに、彼氏にウィニープロが重いか聞いてみましたが「普通。」だそうです。
ウィニープロは近所で売っていないのでネットで購入しました。Amazonでは取扱いありませんが、楽天だと扱っているところが数店あります。
今回は、楽天市場 – 厨房用品の激安デパート厨房屋さんで購入しました。
この時に買ったウィニープロは、キッチンクレインズさんで2010年2月に買い直しました。
Amazonでもウィニープロ フライパンの取り扱いが始まったようです。
アップグレード版が発売されています→Amazon:日本製ウィニープロ フライパン
早速、新品を使ってみましたが、油を引かなくても焦げ付かないですね。先代はボロボロになるまで使っていたので、テフロンの実力を改めて体感しました(当たり前ですけど)。
ウィニープロより強いテフロン加工?
今回、ウィニープロを買った後に知ったワンランク上のプラチナプロ ステンレス仕様のフライパンですが、宮崎製作所のPRO・SUS(プロ・サス)シリーズ(Amazon:PRO・SUS(プロ・サス) 全面5層構造 フライパン 26cm)が気になります。
追記:宮崎製作所のPRO・SUS(プロ・サス)シリーズは、廃盤となり店舗在庫のみのようです
楽天:宮崎製作所のPRO・SUS(プロ・サス)シリーズ
プラチナプロより上位ランクなら、もっと長持ちすることでしょう。
PRO・SUS(プロ・サス)が気になる理由は、PRO・SUSを作っている宮崎製作所のジオプロダクトの鍋がお気に入りだからです。
煮物や麺類を茹でるための大きめの汎用鍋として、ジオプロダクトのポトフ鍋(Amazon:ジオ ポトフ鍋 22cm)を使っていますが、とにかくシンプルなデザインで見た目が美しい!よくある鍋とは違って、フチの段差や無駄な角がなく、何より、取っ手が細いのです。取っ手が黒のプラスチックだと、なんとなく安そうに見えるんですよね。
さらに、ジオプロダクトは、無水調理(水なし・極少量の水で茹でられる)も、余熱調理(火を消しても麺類が茹でられる)も簡単なので、さりげなくガス代が節約できます。
ジオ・プロダクトとPRO・SUSの一部はAmazonでも取り扱ってますので、詳しくはそちらでどうぞ。
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